―連載「沼の話を聞いてみた」―

「のぶみで地雷を踏んでしまった」

ある日、筆者のSNSのDMにこんなメッセージが届いた。どういうことだろう?

「相手が“のぶみ信者”だったとは知らずに、うっかり批判的なことを口にしてしまって……」

「のぶみ」とは、『ママがおばけになっちゃった!』(講談社)の大ヒットによって有名になった絵本作家のことである。

絵本作家のぶみ202401
※写真はイメージです(以下同)
Eテレ(NHK)での仕事や内閣府「子ども・子育て支援新制度」(すくすくジャパン!)シンボルマークを手がけるなど活躍の場は広いが、プロフィールの詐称や作品の内容などに絶え間なく批判が集まり、常に炎上している印象があるお騒がせ作家だ。

昨年11月には、縄文時代への自説をInstagramで発信し、縄文時代を研究する著名アカウントにツッコまれている。これまでも子育てクラスタではたびたび炎上していたが、新たなジャンルの人たちにものぶみ氏が見つかったという、新展開を見せていた。