◆どこに地雷があるかわからない

晴子さんの地域では、こんなママグループが精力的に活動しているという。

・自然派出産を推奨するグループ

・自然を謳(うた)ったマルチ商法チーム

・「森の幼稚園」などのオルタナティブ教育関係者

・民生委員を中心とした反ワクチングループ

・セクシャルなスピリチュアル商法を広める主婦グループ

・反医療医師を支持するチーム

・オーガニック給食を広める活動家

絵本作家のぶみ202401
「どこへいっても、そうした人たちの集まりに遭遇します。自然派マルシェなんかには、特に集中的に集っていますね」

それらに賛同はできない晴子さんも、「そうした色の強い土地だから」と日々発言には気をつけていたという。どこに地雷があるかわからない。のぶみ氏についても同様である。しかし子どもを心配する気持ちから、ふともらした一言で地雷を踏み抜き、「敵認定」されてしまった。

「のぶみ氏が文春砲をくらったとき(※1)も、地元の“のぶみ軍団”結束がより深まったのを覚えています。ただ、氏が発信する情報を、すべての人が鵜呑(うの)みにしているわけではありません。具体的には、母親の自己犠牲を美化するような歌詞や、Instagramや音声SNSのclubhouseで“育児デマ”と言われても仕方がないような情報のことです」

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(※1 文春オンライン2021年7月公開記事『「オリパラ文化プログラム参加辞退の絵本作家のぶみ氏(43)に“いじめ問題”を直撃!「本当に腐った牛乳を先生に?」《終わらない炎上聖火リレー》全部聞いた!/《相手女性が告発》絵本作家・のぶみ氏が“復興ボランティア不倫”「NHKの仕事の後はきまって私の家にきました」』)