◆残念な作法⑤タレをそのまま使う
続いては、知っておくと焼肉の味わい方がぐーんと広がるアドバイス。お店で提供されるタレを思う存分楽しみたいなら、追加で薬味がないか相談してみましょう。
多くのお店ではレモン、ニンニク、コチュジャン、唐辛子などの食材は用意されているので、リクエストに応じて提供してくれる可能性があります。今回のうしごろバンビーナでは、すりおろしにんにくと唐辛子ペーストをサービスしてくれました。
そしてもう一つは、ごはんのお供を相談してみるのも楽しいということ。
お店によりますが、今回のお店ではすき焼きのような味わい方ができるよう「卵黄」を追加注文することが可能。卵黄と焼肉ダレが牛肉と一緒に白いごはんに絡まり、感動の“しめ”となりました。
高橋店長いわく、おいしいアレンジ法やトッピングなどの相談は喜んで対応してもらえるとのこと。臆せずに相談してみる価値は大いにあるなと実感しました。
ちょっとした工夫をしてみると、いつもの焼肉がもっとおいしく楽しめるようになりますから、気に入ったポイントがあればぜひ試してみてくださいね!
<取材・文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12