◆夫とのやりとりでわかった、育った家庭での見た目への言及の多さ
――シバタさんはご結婚されてますけど、パートナーの方から何か言及はありましたか?
シバタヒカリ:実はうちの夫は黒髪ストレート派なんです。だからカーリーヘアにすることで夫の好きなタイプから外れちゃうかもみたいな心配がありました。でも、やると宣言した日にも「いいんじゃない」と軽く言ってくれて。頓着(とんちゃく)のなさに救われました(笑)。
――それは、シバタさんが希望に満ちた瞳で「やりたい」と告げたことも一因なのでは。
シバタヒカリ:そうかもしれません。結局、私が満足している様子を見られることが夫にとっても一番イイんじゃないですかね。極端な話ですが、黒髪ストレートで金欠不幸顔をしている私とカーリーヘアで楽しんでいる私だったら、私が幸せそうな方がいいってことなのでしょう。
夫はもとから見た目についてどうこう言ってくる人ではないのですが、私が上手くスタイリングできて「可愛いでしょ?」と褒めて欲しい感じで言うと「いいカール出てるね!」とは言ってくれます(笑)。
――想像するだけでひじょうに微笑ましい光景です。
シバタヒカリ:思えば私が育った家庭では、見た目について言及されることが多かったように思います。田舎に帰ると未だに家族や親戚から「太ったか」とか体型をいじられることも多くて。それがすごくストレスでありコンプレックスを助長させていたんだと、夫とのやりとりでわかりました。