◆クセっ毛のコンプレックスって、思っているより根深い
――現在のカーリーヘアの調子はどうですか?
シバタヒカリ:調子はめっちゃイイですよ。朝起きてもうこの髪型なんですもん。ベッドから起き上がってワシワシって手櫛でやって10秒くらいでセットは終わり。朝早くに起きてアイロンかけて……なんてやってた数十分はもう必要ありませんからね。
――超時短になってますね。タイパが良すぎる。
シバタヒカリ:とはいえ、日によっては「調子悪いな~」ってこともあります(笑)。でも、上手くいった時は最高なんです。おだんごやってた頃と同じくらいのラクさがありますね。
でも、おだんご時代よりプラスだと思うのは、写真に残した時に思い出に花を添えられることです。カーリーヘアの方が輪郭(りんかく)を隠せたりできるから(笑)。今のところお得なことばかりだと思います。
――今回の経験を漫画として残そうと思ったのはなぜですか?
シバタヒカリ:2022年にもっとも感動した出来事だったので、描きたくなったんです。もともとエッセイ漫画を描くのがすごく好きなのと、カールヘアを広めたいという気持ちとが合わさった感じですね。
クセっ毛のコンプレックスって、思っているより根深いんですよ。だから、同じ思いをしている人がいたら、選択肢の幅が広がるきっかけになるんじゃないかと思って。