◆「その発想はなかった!」自分の先入観に気付かされた出会い

――「カーリーガールメソッド」を見つけたのはいつ頃だったのですか?

シバタヒカリ:2022年の春先から夏頃にかけてだったと思います。海外のボリューミィなカールヘアの女の子のInstagramのリールを「可愛いな」と思って、いいね!を押して掘り進めているうちに、どんどん出てくるようになったんです。そのうちにパーマではなくカールケアでその髪型が出来ること、そういうムーブメントがあることを知りました。

――見つけた時の率直な感想は?

シバタヒカリ:「その発想はなかった!」ですかね。尖(とが)った言い方をすると「クセっ毛の人って絶対に縮毛矯正するでしょ」っていう先入観があったんですよ。他の選択肢も酸熱トリートメントやストレートパーマで直毛にすることを頑張るだけ、みたいな。この髪はダメだから矯正するべきなんだと、ずっと自分の中で思っていたことに気付かされました。

――コンプレックスに思う反面、ご自身がどこかでクセっ毛を否定していたわけですね。でも、それが「カーリーガールメソッド」で覚醒した、と。

シバタヒカリ:そんな感じかもしれない。カールケアってやればやるほど髪の健康度が上がっていくらしいんですよ。ボサボサだった髪が半年くらいでカールが綺麗に出るようになったという記録動画を見ているうちに、「天然でもここまでいけるんだ。もしかして、私でもできるのかな。やってみたいな」と思うようになりました。

そこから行動に起こすのは早かったです。翌日には動画の中で使われている商品名をチェックして検索して、漫画の通り「カーリーヘアになる!」と宣言(笑)。