◆胃だって休みたい! 胃に負担をかけない生活とは?

では、胃への負担を少なくするためには、どうしたらいいのかというと、「胃を休ませてあげるのがいちばん」と工藤先生。私たちが健やかに働くために「休日」が絶対必要なように、胃だって休みたいのです。

「『調子悪いからスタミナつけなきゃ』と脂っこいものやお肉系を食べるのは×。胃が疲れている、胃がもたれているというときは無理しないのが基本です。もし、食べるとしたら、おかゆや湯豆腐などあっさりとしたものを。あと、生の大根はアミラーゼなどの消化酵素が含まれていて消化を助けてくれますのでおすすめ。また、機能性ヨーグルトを活用するのもいいのではないでしょうか」

ヨーグルト
お肉やお魚料理には大根おろしを薬味に添えて、副菜に大根サラダ。そして、食後のデザートは機能性ヨーグルト、なんてメニューはいいかも。例えば、「LG21」というヨーグルトは胃の負担をやわらげる効果があるそう。

ただ、胃にやさしい生活を心がけていても、ついつい食べすぎてしまうことはあるもの。年度末に向かって、歓送迎会などつい食べすぎて、胃に負担をかける機会も増えるはず。そんなときはどうしたらいい?

飲み会
「飲み会や食事会など、楽しむときは楽しんでいいと思います。で、翌日は『おなかがすいたな』と思うまで食事を控える。そんなふうに前後数日で調節するといいと思います。胃がへとへとになっているのに、ずっと負担をかけ続けるとなかなか良くなりません。どこかで、リセットをすることが大切です」