◆ストレスが原因で胃の働きが落ちることも
また、メンタルも胃の働きに影響を与えるのだとか。
「胃の動きは自律神経とも関係があります。緊張状態が続いたりすると交感神経が優位になり、胃の運動や胃酸の分泌が減少。ストレスが原因で胃の働きが落ちて消化がうまくいかないというケースも多いんです。年度替わりでライフスタイルが変化するこの時期、胃の不調を訴える人が多いのはこうした理由もあるかもしれません」
さらに、胃の動きが低下すると、食べ物が長時間、胃にとどまる「胃排出遅延」という状態になることも。
「通常、固形物やあぶらっこいものでも、胃に入ってだいたい3~4時間で消化され、腸へと送られます。胃排出遅延になると、消化にそれ以上の時間がかかり、胃もたれの状態が続き、食べられない。満足に食べられないそれがストレスになって、胃の動きが落ちてしまう…そんな負のループにハマってしまうこともあります」