加熱する報道に踊らされるかのように、バカな言葉を使い、騒ぎ立てることしかできない記者やコメンテーターの放つ言葉に、本当の意味での公益性=人々を幸せにするための想いなどないぞ。
それにしても、哀しくないか。突然降って沸いたような論調が異常な空気を作り、あのジャニーズがなくなってしまったのだ。そうした感性すらも理解できない人間に、人の気持ちなどわかるわけないし、真のジャーナリズムを追求することなど到底不可能である。
だが、見てみてほしい。こんなにマスメディアがジャニーズを袋叩きにしても、ジャニーズを必死に応援する人々がいるのだ。私はそれこそが、これまでジャニーズが世の中に与え続けてきた功績だと思っている。
そんなジャニーズという存在を、私は間違っても否定することはできない。
(文=沖田臥竜/作家)