すべては外圧に屈したNHKから始まった
所詮、メディアとはヒットアンドウェイだ。対象物と近しい距離を保っていたと思ったら、突如攻撃し、時が経てば節操もなくまた近づく。親しき仲よりも、公益性とやらが優先される。それを今回、まざまざと世間に見せつけたのがジャニーズ問題である。
その報道姿勢は、長きにわたってマスメディア側とジャニーズ事務所が築き上げてきた関係性を一瞬にして崩壊させた。遺恨を残すなといわれても無理だろう。
ただ私は、ここまでに行き着いた構図を、私なりにすべて理解している。性加害問題をずっと黙殺していたマスメディアが、ジャニー喜多川氏の死後4年もの歳月が流れてから、なぜ突如この問題を弾き、ジャニーズを追い詰めたのか。
その端は、NHKにあるといっていいだろう。
それにしても、どうだろうか。NHKも、紅白歌合戦にジャニーズのタレントの出演を見合わせる云々とか言っているのではなく、いっそのこと社名を変えて、再出発をしたらどうなのだ。NHKの報道いわく、故・ジャニー喜多川氏の性被害問題について、まったく知らなかったわけではないというのだから。さらに、NHK局内が性加害の現場になっていたという証言も自ら伝え、「重く受け止める」としているのだ。だったら、NHKもその責任をジャニーズ事務所と同じように取って見せたらどうだろうか。「ジャニーズ性加害問題当事者の会」を一緒に救済したらどうだろうか。
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