◆稚拙な授業、号泣する仲間

「これらの結果、間違った知識や中途半端なスキルのセラピストたちが、生徒を持ってレッスンを行なっているのが実情です。もともとこのスクールは、アメリカの権威あるアロマ団体の認定校でした。ところがずさんな指導やレッスン時間の短縮がバレそうになったからでしょうか。X先生独自の協会を立ち上げ、さらに手軽な指導を行うようになったようです。私が受けたレッスンの感想は、とにかく中身がない。期待していたハワイのハーブも入門書を読めばわかるレベルのことで、別のネイティブなハワイアンから教わった内容とは比べものにならないほど稚拙でした」

ハワイアロマ202301-1e
ハワイのスクールということは、契約等はすべてアメリカの法律に則るものだ。当然日本とはルールが異なり、クーリングオフが適用される期間は非常に短い。また、トラブルがあって裁判となっても、基本すべてアメリカで行われるのでハードルの高さは尋常ではないだろう。Oさんも、日数の問題で解約できなかった。同じく認定講師の契約をしたメンバーは、Oさんの前でうかつな契約を嘆き「やってしまった」と号泣していたという。