◆歪みが引き起こすさまざまな不調

 まず、歪みがある状態で体のバランスを取ろうとすると、どうなるのか。さまざまな筋肉に力み・緊張が生じて、こりや痛みの原因になることがあるでしょう。例えば、肩こりや首こり、腰の痛みなどが代表的です。ほかにも、血液やリンパの流れが悪くなって、むくみ、冷え、だるさを感じやすくなる、内臓の位置が圧迫されて消化器官に不調が現われることも考えられます。

 さらに、歪みはホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こすこともあるため、イライラしたり、不安になったりといった気持ちの面での不調を感じやすくなったりもするでしょう。

 また、歪みがあると、せっかく運動をしても体を正しく動かせないばかりか、痛めてしまう恐れもあるのです。とはいえ、日頃の姿勢のクセがあるなかで、歪みを作らないのは至難の業。

 ですが、ストレッチをおこなうことで、筋肉や関節の柔軟性を高めて、歪みを作りにくくしたり、正しい姿勢へと近づけたりすることが可能になります。

そこで、体の歪みにアプローチする“キツくない”ストレッチを3つ紹介していきます。