◆「来年からは2人で祝え」と逆ギレ。離婚へ向け就活中

 夏樹さんは声を荒げ、恭一郎さんに「そんな言い方ないでしょ」と伝えました。ところが、恭一郎さんは逆ギレ。

「どうせ、俺が全部悪いんでしょ。来年からは、2人で誕生日祝え」と言い、自室へ向かったそう。家族水入らずの誕生日パーティーは、最悪な結果に終わってしまいました。

「息子には、本当に申し訳なかったです。ケチなだけじゃなく、自分のことしか考えられない夫に愛想が尽きました。こんな人、捨ててやりたいって、あれ以来、ずっと思っています」

 そのためには、まず正社員の仕事を見つけないと……。そう語る夏樹さんは現在、面接を受け、積極的に正社員という肩書きを手に入れようと奮闘中。夫を捨てたいという彼女の願いが現実のものになる日は、案外近いかもしれません。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291