家族水入らずの時間は、心穏やかに過ごせる幸せなひとときでありたいもの。しかし、岡部夏樹さん(仮名・35歳)は我が子より自分を優先する、幼稚な夫にうんざりしています。

夫婦喧嘩
※イメージです(以下、同じ)
「外食時には余計な一言を言うし、何でも自分が一番でないと気が済まない。子どもも夫に気を使っており、家の中がギスギスしています」

◆余計な一言で外食費をケチろうとする夫

 夏樹さんと夫・恭一郎さん(仮名・39歳)は、結婚10年目。ふたりの間には、小学3年生の息子がいます。

 恭一郎さんは仕事のストレスに耐えかね、2年前に転職。給料が10万円近く下がったため、転職後は夏樹さんが食費を出すようになりました。

 ただ、子どもの誕生日など、特別な日の外食費は恭一郎さんが負担。しかし、恭一郎さんはなるべく支出を抑えたいのか、外食中、余計な一言を言うため、家族は料理を頼みにくい雰囲気になってしまいます。

回転寿司
 例えば回転寿司に行った際は、タッチパネルを見ながらどれにしようかと迷う息子に「お寿司よりも量があるから茶碗蒸しやうどんを食べなさい」と強要。夏樹さんが「好きなものを食べさせてあげたら?」と伝えると、手でお寿司の大きさを形どり、「お寿司はこんな小ささなのに100円以上する。そう考えると、麺類や茶わん蒸しはコスパがいいだろ?」と力説。

「そういうひとり語りを聞くと、息子はお寿司を頼みにくくなるのか、夫が挙げたサイドメニューでお腹を満たすようになってしまいました」