札幌からアクセスも良くアクティビティも豊富な「定山渓温泉」や、V字の渓谷を鮮やかに染め上げる紅葉が楽しめる「鳴子温泉」、黒部峡谷の壮大な景色に圧倒される「宇奈月温泉」など、秋旅行におすすめの国内の温泉地をご紹介します。

1. 定山渓温泉(北海道)

札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉の歴史は古く、江戸時代末期に修行僧であった美泉定山(みいずみじょうざん)が湯治場として開湯したのがはじまりと言われています。

札幌市街から片道40分とアクセスも良く、カヌーや登山、乗馬などアクティビティも充実!とくに秋は紅葉に染まった渓谷美が楽しめる観光スポットとして有名で、秋旅行にはおすすめの温泉地です。

山あいにある温泉地のため、ほとんどの旅館から紅葉を望むことができます。露天風呂に浸かりながら見る紅葉は、また格別ですよ。

2. 酸ヶ湯温泉(青森)

約300年前から開かれていた山の温泉郷「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」は、昭和29年に「国民保養温泉地第1号」に指定された、歴史情緒あふれる温泉地です。八甲田連峰の西麓、標高約900mの高地にあり、四季折々に彩られる八甲田山の紅葉の絶景を楽しみながら温泉を満喫することができます。

そんな酸ヶ湯温泉といえば、総ヒバ造りの混浴風呂「千人風呂」が有名。浴場だけで160畳分もの広さがあり、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など、4つの異なる源泉からなる浴槽があります。基本的には混浴ですが、女性専用の時間も設けられており、女性でも気兼ねなく楽しむことができますよ!また、男女別の「玉の湯」も用意されています。

3. 乳頭温泉郷(秋田)

鶴の湯温泉

十和田八幡平国立公園、乳頭山の山麓に点在する「乳頭温泉郷」は、鶴の湯・妙乃湯・黒湯・蟹場・孫六・大釜・休暇村の7つの宿からなる温泉郷です。7つの宿はそれぞれ泉質の異なる源泉を引き込んでおり、7つ全ての湯めぐりを行えば、万病に効くと言われています。

photo by marippiさん

山あいにある温泉宿のため、露天風呂から紅葉を楽しめる宿も多いです。とくに「妙乃湯」は、宿が川沿いにありその対岸が美しく紅葉するため、露天風呂はもちろん、食事会場や川側にある客室からもその絶景を眺められます。

宿泊者であれば、各宿にて販売されている「湯めぐり帖(2,500円)」を購入することで、7つの温泉宿を回る湯巡りを楽しむこともできますよ。