1984年に公開された「風の谷のナウシカ」の大ヒットを皮切りに、現在まで「もののけ姫」など、多くのヒット作を世に出してきたスタジオジブリ。今回はそんなジブリ作品の中でも「都市伝説」が囁かれている作品についてご紹介していきます!

大人気のジブリ作品には「都市伝説」も多い!

最初に作品を発表してから30年以上も経過している現在までにテレビでは何度も再放送され、世代を超えて圧倒的な人気を誇るスタジオジブリ。

これまで数々の作品が世に送られてきましたが、作中やエンディングなどの細かい場面などに違和感を感じた方も多いのではないでしょうか?

特に本編の終わり方、いわゆる最後の描写などに特に説明はなく、それでも明らかに何か意味ありげなシーンは毎回謎が残ります。実はこれらには「都市伝説」が存在すると言われているのです。

ジブリの都市伝説「崖の上のポニョ」

この作品には「ポニョの舞台は死後の世界ではないか」という都市伝説があります。その理由として例えば「津波が襲ったのに無事だった」「ポニョが魚になった」などが挙げられます。

確かに水の中で呼吸できたり老人たちの足が急に動いたりしますが、宗介以外は誰も不思議に思いません。宗介の母は「今は不思議なことがいっぱい起きてるけど、あとで理解できる」と意味深発言も残しています。

因みに鈴木敏夫監督は、今作を「あっちの世界に行って帰ってくる」「ポニョでそれを突き詰めた」と表現しており、宮崎駿監督も「陸と海はあの世とこの世とかいろんな言い方ができる」とも発言しています。

ジブリの都市伝説「もののけ姫」

この作品に出てくる包帯を全身に巻いた人たちですが、あれはハンセン病患者なのではないか?という都市伝説があります。エボシはタタラ場で作業するこの人たちを「業病」と表現しました。

これは特にハンセン病である証拠にはなりませんが、業病とは治りにくい病気を指すことから、「エボシはタタラ場でハンセン病患者を匿っているのでは?」という都市伝説が生まれました。

宮崎駿監督は今作にある違和感を感じていました。それは古よりいけるトトロがいないことでした。そこから裏設定としてコダマは、幾千の歳月をかけて成長するとトトロになるというものを追加しました。

ジブリの都市伝説「火垂るの墓」

この物語は、兄弟の生涯を描いたものではなく死んでしまった2人が幽体となって何度も何度も過去の辛い体験を見つめている、まさに悪夢を見続けている物語だ、と噂されています。

実際に監督の高畑勲さんは「幽霊の2人はこの体験を何度も繰り返すしかない」とコメントしている通り信ぴょう性の高い噂になっています。

確かに本作の冒頭で清太の遺体の描写から始まり、清太の声で「昭和20年9月21日夜、僕は死んだ」とナレーションが入ります。そこから考察するに、やはりこれは清田の走馬灯を映した物語なのです。

ジブリの都市伝説「風の谷のナウシカ」

この物語の舞台は、実は火星だとする都市伝説が存在します。劇中は腐海に覆われた影響で人類の住める場所がなくなっていますが、火星も戦争で砂漠化し荒廃、そして人類が住めなくなったそうです。

要するに、この頃の記憶を描いた作品が、この「風の谷のナウシカ」だ、という都市伝説です。重力が地球の1/3の火星では、高所から落下しても劇中のように助かる可能性があるそうです。

ちなみにナウシカの世界は錆とセラミックに覆われた土地で、これも火星と同じです。火星の赤い土には多くの鉄分が含まれているので錆の世界と言えます。