9月末、兵庫・宝塚市のマンション敷地内で宙組の25歳劇団員が死亡したというニュースが報じられ、世間に衝撃が走った。
この劇団員の女性は、自ら身を投げたとみられると伝えられ、その背景には、かねてから週刊誌で報じられていた劇団内の「いじめ・パワハラ問題」があるのではないかとネット上は騒然。これを受け、劇団サイドは外部の弁護士を中心とした調査チームを設置し、その報告書を携え、11月14日には会見に挑んだが、「近年稀に見るひどさ」と批判が集中している。
そして、会見の3日後には、休演中の雪組公演を「12月1日から開始する」と発表。この切り替えの早さには、さすがのファンも驚いているようだ。
今回「サイゾーウーマン」では、「宝塚いじめ問題」を時系列でまとめて紹介する。
「宝塚いじめ問題」時系列まとめ
2023年1月~
「週刊文春」1月19日号(文藝春秋)が「宝塚娘役を追い詰めたトップ 真風涼帆の陰湿イジメ」と題した記事を掲載し、宙組内の学級崩壊ぶりを報道。
2月9日号では、「宝塚イジメ新疑惑 ヘアアイロンで後輩の顔をヤケドさせたトップ娘役候補」の見出しで続報を掲載。21年7月に、娘役が下級生に対して高温のヘアアイロンを額に押し付け、やけどを負わせていたと伝える。なお、劇団側はこれらの報道に対し、公式サイト上で「事実と異なる」とする文書を掲載した。
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9月30日
宝塚歌劇団の俳優が午前7時すぎ、宝塚市内のマンション敷地内で死亡しているのが見つかったとの第一報が報じられる。
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10月1日
兵庫・宝塚バウホールで開催された第56回『宝塚舞踊会』の開演前、木場健之理事長が観客に「昨日の報道については哀悼の意を表します。しかしながら、現時点では詳細は公表しません。舞踊会は自己研鑽の場なので予定通り開催することをご理解ください」と説明。
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10月2日
劇団が、宙組公演を同8日まで中止すると発表。理由を「複数の出演者の体調不良が判明し、公演実施が困難なため」と説明。その翌日には、東京宝塚劇場も「公演の安全な実施が困難と判断」との理由で休止に。
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