産後ケアの普及を通じて「産後を起点とする社会問題(産後うつ/乳児虐待/夫婦不和)の解決」を目指す、マドレボニータは、「積水ハウス マッチングプログラム」の助成を受け、産前・産後の女性以外にも広く一般の人も対象にした、セルフケアの普及・啓発のための「ランチタイムでリセット!オンライン15分ストレッチ」を来年3月までの予定で開催する。
「産後ケア」の現場から
近年、国や自治体の事業、さらに産院や民間企業による「産後ケア」が広まり、男性育休取得率も年々高まっている。
しかし、2024年には遂に出生数が70万人を切るといわれるほどの少子化と、“孤育て”の状況は続き、産後うつ・乳幼児虐待・夫婦不和という、産後が起点となる社会問題はさらに深刻なものになっている。
そこでマドレボニータは、1998年より産後ケア教室という現場で、日々産後女性の生の姿と声に触れながら、産後ケアプログラムの開発・普及・調査研究を通じて、産後ケアは、その時期により取り組むべき「段階(ステップ)」と「具体的な取り組み」があるということを見出した。
こうした知見を活かし、当事者はもちろん、広く一般の人々も対象に、日常にセルフケアを取り入れるきっかけとなるオンラインストレッチ講座をスタートする。
産後ケアとセルフケアの普及・啓発に期待
この取り組みは、“「わが家」を世界一幸せな場所にする”をグローバルビジョンに掲げる積水ハウスグループが、地域社会の幸せを実現するために実施する、従業員と会社の共同寄付制度「積水ハウス マッチングプログラム」の助成を受けて実施するものだ。
地域社会に暮らす一人ひとりの幸せの土台には、心身の健康が必要であり、そのためのセルフケアに取り組む「ランチタイムでリセット!オンライン15分ストレッチ」を、積水ハウスグループの助成を受けて実施することで、従来よりも幅広い層の人々への、産後ケアとセルフケアの普及・啓発となる可能性に期待している。