富士塚のあるパワースポット「浅草富士浅間神社」や、大根をお供えする「待乳山聖天」、1日に約2,500本の列車を見られる「下御隠殿橋」など、知る人ぞ知る浅草周辺の穴場観光スポットをご紹介します。
1.銀杏岡八幡神社
JR浅草橋駅から徒歩2分ほどの場所にある神社。神社の名称通り、大きな銀杏の木が目印です。ご祭神には、文武の神様である誉田別皇命が祀られ、勝運・教育・家運隆昌・商売繁盛などのご利益があります。
大きな神社ではありませんが、季節ごとに変わる御朱印も綺麗なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
2.浅草富士浅間神社
「浅草富士浅間神社(あさくさふじせんげんじんじゃ)」は、江戸時代中期に創建されたといわれるパワースポット。当初は蔵前にありましたが、江戸幕府の命によって現在の地に移されました。『古事記』や『日本書記』で見られる山の神の娘が御祭神として祀られており、安産や疫病除けなどにご利益があります。
境内には富士塚があり、実際に富士山に登山して参拝できない富士講信者が安心してお参りできるように整えたもので、頂上には社があります。また頂上付近にはソメイヨシノの木があり、春になると満開の桜が咲くので、あわせてチェックしてみて。
3.待乳山聖天(本龍院)
浅草寺の支院のひとつ「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」。正式には本龍院(ほんりゅういん)といい、飛鳥時代に人々が干ばつで苦しんでいた頃に十一面観音の化身である歓喜天(かんぎてん)が姿を現し、人々を救済したといわれています。身体健全や夫婦和合、商売繫盛にご利益があるので、浅草寺とあわせて参拝しましょう。
境内の社務所にはお守りのほか、お供え用の大根も取り扱っています。「なぜ大根?」と思うかもしれませんが、もともと清浄、淡白な味わいのある食べ物として多くの人に好まれ、体内の消化を助けるはたらきがあるところから、聖天様の「おはたらき」として供養に欠かせないことから提供しています。