4. 乳穂ヶ滝(におがたき)
世界遺産「白神山地」の玄関口である青森県・西屋目村にある乳穂ヶ滝。せり出した崖の上から、シトシトと雨が降り注ぐ様に流れる滝で、水量がさほど多くないため、冬には高さ33mの滝全体が完全に凍り、1本の柱のように氷結します。
近年、環境の変化から完全氷結することは稀ですが、傾向として1月下旬から氷結し始め、完全氷結が見られるのは2月に入ってから。氷結ができたタイミングでライトアップが開始され、氷結が崩壊するまで続けられます。
5. 酸ヶ湯温泉
約300年前から開かれていた山の温泉郷「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」は、昭和29年に「国民保養温泉地第1号」に指定された、歴史情緒あふれる温泉地です。八甲田連峰の西麓、標高約900mの高地にあり、冬は多い年で積雪量が5メートルを超える日本有数の豪雪地帯としても知られています。
そんな酸ヶ湯温泉といえば、総ヒバ造りの混浴風呂「千人風呂」が有名!浴場だけで160畳分もの広さがあり、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など、4つの異なる源泉からなる浴槽があります。基本的には混浴ですが、女性専用の時間も設けられており、女性でも気兼ねなく楽しむことができます。また、男女別の「玉の湯」も用意されています。
館内は、自炊設備がある湯治棟と、旅行で利用しやすい旅館棟に分かれています。お部屋からは、冬は豪雪地帯らしい雪に包まれるかのような風景が眺められ、ゆっくりとした時間が過ごせますよ。
6. 八甲田山
青森県の中央部にそびえる火山群で、日本百名山の1つ。山麓駅から標高1,324mの八甲田山頂までは、八甲田ロープウェーを利用して約10分ほどの空中散歩が楽しめます。秋の紅葉なども人気ですが、冬の雪景色も美しく、1月から2月かけては樹氷が見頃となりとくに絶景が眺められます。
ロープウェー山頂公園駅のある田茂萢岳山頂を基点に、冬はスキー場として賑わっており、シーズンは12月上旬から5月中旬までと約半年。中上級者向けの、アオモリトドマツの樹氷をぬう5,000mにもわたる林間コースが人気です。