自尊心(自尊感情)が低い原因3【成功体験がほぼなし】
人が成長する上では、失敗も必要ですが、成功体験の方がはるかに人を成長させます。どんな些細なことでも、「やり遂げられた!」という気持ちが、自尊心を高めることにつながります。
ところが自尊心が低い人は、自分で選んで何かを成し遂げたという成功体験がほとんどないため、自分の能力や才能を疑問視したままになってしまいます。
その結果、まず何かを選ぶことを放棄することに始まり、成功体験を積み重ねることができなくなっていくのです。
自尊心(自尊感情)が低い原因4【家庭環境やいじめ】
DVや虐待が、過去の家庭環境が原因で連鎖すると言われるように、自尊心の低さもまた、周囲の環境によって決定づけられた可能性があります。
子供時代はいつも家で一人お留守番、両親がいつも喧嘩していた、過去にひどいいじめに遭ったなど、大事に扱われた記憶がないと、自分を大切にしようとする心理が失せてしまいます。
こうした家庭環境やいじめ問題が、自尊心を低くすることに一役買ってしまうのです。
自尊心(自尊感情)を高める方法1【小さな成功体験を積み重ねる】
自尊心を高める方法1つ目は、小さな成功体験を積み重ねることです。
成功体験を積み重ねることは、自分を有能だと感じ、肯定感を強めることに他なりません。どんな小さな成功でもいいのです。
最初は自尊心が低いので、誰かと競争するなんて考えもつかないでしょうから、資格試験、読書の量、料理、ゲーム、まずは一人で取り組めるものからチャレンジしてみましょう。
自分のやっていることを誰かと共有したくなった時こそ、団体スポーツなど、社会性のあることにチャレンジするといいでしょう。その頃にはもう、自尊心はかなり高くなっているはずです。
自尊心が高まるとともに、人間関係も幅広くなっていることに気づくでしょう。
自尊心(自尊感情)を高める方法2【今の自分を好きになる】
自尊心を高める方法2つ目は、今の自分を好きになることです。
きっと深層心理では、「こうなりたい」と考える理想の自分がいるのでしょう。自尊心が低い人は、明らかに理想の自分と違うギャップが原因で苦しんでいます。
理想の自分に近づこうとせんがために、今の自分の悪いところばかりが目についてしまうのです。
しかし、今の自分にも十分いいところはあります。ほんの少し視点を変えて、自分の長所や価値を見つめられるようになると、少なくとも自分を否定することはなくなります。
自分を愛せない人は恋愛なんてできないし、社会で存在する意味を見失ってしまいます。今の自分を好きになることが自尊心を高め、社会とのつながりも深くしてくれるのです。