モノを大切にするのは素晴らしいことですが、そのために不要なモノの「使い道」を探し始めると片づけは進みません。
例えば、何年も使っていないキッチングッズや着ていない洋服を「こうしたら使えるかも」「こんなシチュエーションになったら使うかも」とあれこれ考えてしまいモノが手放せなくなるのは、そのモノ自体に過剰な価値を見出してしまっている状態です。
モノよりも、自分自身の暮らしや快適さを優先する方がずっと大切なことです。
手放す勇気を持つことで、あなたの暮らしがより自由で心地よくなります。
④失敗にフォーカスしすぎる片づけ
「あれを捨てて失敗した」「後悔している」というように、過去の失敗や手放す不安ばかりに目を向けると次に何かを手放すことが怖くなり、身動きが取れなくなってしまいますよね。
でも、例えば紙で指を切ってしまった時、切り傷に集中している間はとても痛く感じるのに他のことに集中している間は痛くないように「痛みに集中する」とその痛みは何倍にも感じてしまうものです。
過去の失敗や不安ばかりにフォーカスするのを意識的にやめてみましょう。
目を向けるべきなのは、失敗した経験やこれから起きるかもしれない未来ではなく、「手放すことで起こるであろう良いこと」です。
失敗や不安にばかりフォーカスしそうになった時には「これを手放したら自分の暮らしはどう変わっていく?」という前向きな問いかけに変えていくのがおすすめです。
⑤完璧主義を追い求める片づけ
完璧を目指す片づけは疲れてしまい、なかなか達成できません。
暮らしは日々変化していくもので、片づけもまた更新が必要です。
例えば、「すべての部屋を完璧に片づけなければならない」と思うとプレッシャーになり、逆に何も進まなくなります。
大切なのは「今の自分にとっての合格点」で満足すること。
少しずつ片づけを進め、無理をしない範囲での完璧を目指しましょう。
片づけがうまくいかない理由は、モノばかりに注目しすぎてしまうことが多いです。