片づけで人生が変わる人、変わらない人の違いは?

整理収納アドバイザーとして数百軒のお家の片づけに携わるうちに、片づけを通して人生が変わる人と、なかなか変わらない人には大きな違いがあることが分かってきました。

大きな違いは、片づけにおける「主軸」の置き方です。

人生が変わる人は、モノの取捨選択基準では「自分」に矢印が向いており、人生が変わらない人は「モノ」にフォーカスした片づけになっていることが多いのです。

今回はモノに主軸を置きすぎた片づけの具体例と、改善のための考え方を5つお伝えいたします。

①他人の真似ばかりしている片づけ

片付け 考え方

SNSや他人のライフスタイルを真似るのは簡単で魅力的に見えますが、実際には効果が持続しません。

なぜかというと、あなたの家の間取り、家族構成、ライフスタイル、さらには得意不得意までがSNSや書籍で見かける他人とは異なるからです。

例えば、誰かの収納方法をそっくり真似したお家に今日から住むことになっても、それがあなたに合っていなければ片付いた空間を維持するのは難しいでしょう。

自分に合った片づけ方法を見つけることが継続的に空間を整える鍵なのです。

まずは「自分ならどうしたいか」「自分はどのくらいのことならできそうか」に目を向けることが大切です。

②収納グッズに頼りすぎた片づけ

片付け 考え方

便利な収納グッズは見ているだけでも楽しいですし、「これを買えば片づく!」と期待してしまいがちです。

ですが、どんなに素晴らしいグッズであってもそれが片づけそのものを解決してくれるわけではありません。

例えば、綺麗なボックスを買い揃えたとしてもそれを使いこなせなければ結局モノが増え、スペースが無駄になります。

グッズに頼る前に自分の生活習慣やライフスタイル、「どのくらいのレベルならば自分は継続できそうか」などを見直すことが大切です。

道具に依存するより、まずは自分の信念や性格、ライフスタイルに向き合ってみましょう。

③使い道を探しすぎる片づけ