Keiko:ミカちゃんにそう言っていただけると、著者冥利(みょうり)に尽きますね。ミカちゃんは自分でもおっしゃっていたけど、言葉数が多いんです(笑)。
アン ミカ:(爆笑)
Keiko:でも、無駄なことは言ってないんですよ。それに、仕事においてはしっかりと計画性もあって準備をしているけれど、それを周囲に見せない。さすがプロです。
◆アン ミカさんのソウルメイトは夫
――今回のケイコさんの著書の中には「ソウルメイト」という言葉が何度も出てきますね。アン ミカさんにとって、パートナーの方は「ソウルメイト」だと感じますか?
アン ミカ:感じます!間違いなく!まず、私と旦那ってKeikoさんのおっしゃるソウルメイトの条件であるニアミスだらけなんですよ。私が19、20歳のころにパリで挑戦していた時、旦那は仕事の交換留学生として日本に来ていたんです。
彼は、モデルからすれば一番お世話になる広告代理店に勤めてCMや番組のキャスティング業務に携わっていたので、オーディションで会っていたかもしれないわけで。話をしてみると「あれ?その時期、私そのあたりにいたけどな」って思ったり、共通の知人も多かったりします。
――その時点でかなりの縁を感じますね。
アン ミカ:でも出会うことはないまま、私は25歳でニューヨークに挑戦して、彼はどっぷりと日本に住むことを選んでいるんです。さらにその後、彼は独立して海外に行ってしまうのですが、私はその頃に日本定住を決めているんです。
◆夫とはお互いに引き合った出会い
――うわぁ。惜しいところまできているのに…。では、アン ミカさんとはどのような形で出会うことになったのでしょうか。
アン ミカ:私は大阪にいた時から、高千穂(たかちほ 宮崎県)にある荒立神社に20年通っていたのですが、東京に出てくる一ヶ月前にお参りした時に、ふいに「どんな人でもいいから、ご先祖様が赦(ゆる)してくれる人と出会いたい」と勝手に口に出していたんです。