――知らず知らずのうちにアン ミカさんの姿を目にしていたわけですね。
Keiko:とはいえ、それを抜きにしてもオーラが凡人じゃなかったんですよ。ミカちゃんはその時はレオナールのワンピース着ていたのですが、あれを着こなせる方って日本人ではそういないですから。スタイルの良さにほれぼれしましたね。
◆Keikoさんの「積極的に待つ」という言葉で何か降りてきた
――Keikoさんの言葉の中で、アン ミカさんにもっとも刺さったメッセージは何ですか?
アン ミカ:いっぱいあるんですけど…まずパっと出てくるのは「積極的に待つ」ですね。
私はもともとただ待ってることができない性格で、“待機時間中にも自分磨きなり何なりできるんじゃない?”って思っちゃうんですよ。例えば、いつ誰が家に訪れたとしても、その瞬間もすごくちゃんとしていたい人なんです。
――待つ時間も有意義に使いたいということですね。
アン ミカ:ピンポンってチャイムを押されてから、眉毛を書いて服を着替えて…じゃ遅いじゃないですか。でも、そのために準備することを言語化できずにいた時に、Keikoさんの「積極的に待つ」という言葉を見て、「あぁっ!」って何かが降りてきたんです。
――これまで上手く言い表せなかったことが、スッと入ってきた感覚でしょうか。
アン ミカ:私は『プレバト!!』(TBS系列)を見てもらってもわかるように、俳句を詠むことが苦手なんです(笑)。たくさんしゃべったうえでの説明はできるけれど、短いセンテンスで表現ができない。
でも、Keikoさんの本って全て、たくさん説明が必要なこともわかりやすく要約されているので、ポンッて染(し)み入る感じ。だから、すぐに行動に移しやすいんですよ。Keikoさんの持っているメッセージの根幹が、私が常に生きる中で響いています。