一方、近年勢力を伸ばしているのが、生搾りオレンジジュースの自販機です。

 シンガポールで2016年に創業し、同国では約950台が稼働しているというIJOOZ。現在、世界34カ国で展開しており、日本には23年4月に上陸しました。24年8月時点で国内約860台を設置しています。

 国内販売数は累計100万杯を達成したそうで、マーケティング専門紙「日経MJ」が発表している「ヒット商品番付」にも昨年、「IJOOZ」がノミネートされていました。

 そんなIJOOZの特徴はこちら。

・オレンジまるまる4個を生搾り
・農薬、水、砂糖、添加物は一切不使用
・280mlで350円とお手頃価格

 ちなみに、日本での生搾りオレンジジュース自販機は、「Feed ME Orange(フィード・ミー・オレンジ)」が先行。

 イギリスの「ME Group International plc」の日本法人「ME Group Japan」が21年7月にサービスを開始し、日本では420台以上が稼働しているようです。

350円生絞りオレンジ自販機【IJOOZ】が全国で急拡大! 飲んでわかった感動の魅力とは?の画像2
日本に設置されている「Feed ME Orange」の自販機(C)サイゾーウーマン

 ただ、Feed ME Orangeは1杯500~600円(設置場所によって異なる)とあって、1杯350円のIJOOZの人気がますます高まりそうな気配も……。早速、最寄りの設置場所へ向かいます。

【IJOOZ】を買ってみた! オレンジを絞る工程は見えず

350円生絞りオレンジ自販機【IJOOZ】が全国で急拡大! 飲んでわかった感動の魅力とは?の画像3
IJOOZの自販機(C)サイゾーウーマン

 こちらがIJOOZの自販機。ポップなデザインが街中で目を引きます。

 生搾りオレンジジュース自販機の多くは商業施設に設置されていますが、この自販機は商業施設に続く歩道にポツンと設置されていました。

350円生絞りオレンジ自販機【IJOOZ】が全国で急拡大! 飲んでわかった感動の魅力とは?の画像4
常時2~3組の列が(C)サイゾーウーマン

 この日は気温が高かったこともあり、ひっきりなしにお客さんが訪れており、物珍しさからスマホで撮影する人も目立ちました。

350円生絞りオレンジ自販機【IJOOZ】が全国で急拡大! 飲んでわかった感動の魅力とは?の画像5
中には大量のオレンジ(C)サイゾーウーマン