「11月3日の開催は難しかったようですが、松本だけでなく二宮も、復活コンサートに意欲を示しているそうです。そこで、来年3月までにスケジュールを調整したいという思惑があるようです」(前出の音楽ライター)
10月3日発売の「週刊文春」によれば、嵐の活動再開について同誌の直撃を受けた株式会社嵐代表の四宮隆史氏は、「活動再開はするでしょう」と回答したという。
また、大野を知るフリーライターは、「9月に四宮氏が宮古島まで来て、大野と話しています。その時に、『嵐』の復活に同意した、という情報があります」と話す。
大野といえば、これまで活動再開に難色を示してきたといわれ、他方、他のメンバーも、嵐がなくても、活動の幅を広げ、多忙を極めている。にもかかわらず、なぜ、嵐の活動再開にこだわるのか?
「ファンクラブの存在が大きいのでしょう。嵐は活動を休止してから約4年が経過しようとしていますが、会員数は休止した当時の約310万人と変わらない。この会員数は現在、STARTO社の中で一番人気があるSnowManの約2倍です。嵐のファンクラブの年会費は4000円ですから、単純計算でも年間120億円規模の収入になる。ファンクラブを分社化したSMILE-UP.社とSTARTO社は、ファンのために嵐の復活コンサートを模索しているんです」(大手プロ役員)
嵐復活を強く望んでいるのは、ファンだけではないという。
「ジャニーズ事務所前社長の藤島ジュリー景子氏です。関連会社4社の会長を辞任したとはいえ、権利関係は元社長のジュリー氏が掌握している。ジャニー喜多川氏の性加害に苦しんだ1000人近い被害者への補償もまだ十分進んでいるとはいえないなか、それでもなおタレント利権にしがみつく。事務所の体質は何も変わっていないのでしょう」(前出の大手プロ役員)
SMILE-UP.社とSTARTO社は、嵐復活よりも、まず先にやることがあるのではないか。
(文=本多 圭)