大野は宮古島に半移住状態になっており、時折週刊誌にキャッチされる近影もアイドル的なルックスからは大きく変わっている。宮古島でリゾート開発ビジネスに参入しているが、これは副業が禁じられていた旧ジャニーズ時代なら「完全アウト」で、客観的に見れば「アイドル復帰」の意思はないように感じられる。
それでも「一夜限りの復帰」をしなくてはならないのは、会員数300万人超ともいわれるファンクラブの存在が影響していそうだ。嵐の活動休止後もファンクラブは継続されたが、ファンは活動再開の見込みすら立たない状態のまま、年会費4000円を払い続けていた。一部ファンからは不満の声が噴出していたが、ファン思いで知られる嵐のメンバーたちがこれを意識していないはずがない。
大野の「引退ライブ」をするとなれば、それはまさに嵐全員にとってのファンへの「ケジメ」なのだろう。もちろん、それで大野が完全復帰へと心変わりすれば「5人の嵐」が戻ってくるが、そのまま引退となってもファンクラブを「メンバーそれぞれの個人ファンクラブに移行」などの新しい形にすることができる。5人で「株式会社嵐」を設立したのも、これに関係しているのかもしれない。
いずれにしても、来春ごろにファンにとって大きな「春の嵐」が巻き起こることになりそうだ。