「モントリオール国際映画祭。最優秀主演女優賞。深津絵里さん。こう言いました。私の力ではありません。みんなで勝ち取った賞なのです。果たしてこれが言えるかな? 小僧」
この結びの「小僧」にはリアルタイムで当時放送を見ていたときに笑った笑った。最高ですよ、内村さん。さすがに手越くんもぐうの音もでないかなと思ったら、ニヤニヤあっけらかんとしていて。ヨーロッパ最高の一夜だった。
こうして3人組による名場面をふりかえるごとに、手越復帰の重みが伝わってくる。やっぱり彼がいないとね。『世界の果てまでイッテQ!』の花形ですよ。復帰回冒頭のスタジオではレギュラーメンバーから「あの男」や「やつ」とさかんにいじられていた手越だが、これは俄然今後のスタジオ出演回が楽しみになる。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu