10月13日に放送された『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)で、2020年までレギュラー出演していた手越祐也が、4年ぶりに出演した。やっぱり彼はこの番組の花形だと思った、
スタジオには登場しなかったものの、レギュラーメンバーから盛んに「あの男」や「やつ」と呼ばれる。手越復帰に対する番組全体のいじりがほんといい。面白い。これは、愛だな。
イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、2007年放送開始から番組を見続けてきたひとりとして、手越祐也の番組復帰までのドラマを読み解く。
◆『世界の果てまでイッテQ!』の落下の名手たち
「日本からはるか……」の冒頭ナレーションでおなじみ、世界各地へ足を運んで冒険的ロケを敢行する『世界の果てまでイッテQ!』には、落下の名手たちがいる。2015年に初登場した堀田茜は、出川哲朗が帯同するうちにリアクション芸をめきめき上達させたひとり。
出川との絶対的なコンビネーションのデヴィ夫人の帯企画「デヴィ探検隊with出川ガールズinパラオ」が神回として記憶されている。いわゆる出川ガールズのひとりとして同行した堀田が、ジャングルの川を渡る「激ムズ川渡り」場面。「平均台作戦」と銘打ち、向こう岸へ渡した丸太上を渡ろうとしてきれいに落下する。堀田茜が『世界の果てまでイッテQ!』を代表する落下の名手となった瞬間である。
堀田より前の2007年、番組開始からレギュラー出演していた手越祐也の落下の歴史は長い。番組では二枚目役を一手に引き受ける手越が、得意になっているロケ中、泥沼や濁ったドブ川にズドンと落下する。するとスタジオの男性メンバーを中心に、それ見たことかと盛んに反応する様子が、ほんとうにおかしかった。