地上波の連ドラ予算は1クール3000万円~1億円だそうだが、Netflixは1話に8000万円かけることも珍しくないという。
私も『地面師たち』は面白く見たが、『極悪女王』は途中で見るのをやめた。だって、極悪女王のゆりやんレトリィバァはまだいいが、相方が剛力彩芽だよ。
あんな細い小さな子が、プロレスラーなんぞになれるわけはない。見ていて空々しくなって、それ以来見ていない。
だがこうした過剰なコンプライアンスのないNetflixに、各局の敏腕プロデューサーたちが次々に“電撃移籍”しているという。
今や、テレビでまどろっこしいドラマを見ているより、NetflixやAmazon、ディズニーなどのドラマを見る方が当たり前になってきている。
だが、やや不安なのは、配信ドラマは刺激が多ければ多いほど見られるため、刺激がエスカレートし過ぎている気がするのである。
もちろん、心温まるヒューマンドラマも多数あるが、人間は刺激になれていく動物である。韓国ドラマなどはその典型であろう。『イカゲーム』を見れば、もっと刺激が欲しくなる。
その壁にぶつかって、振るい落とされる日本人プロデューサーが今後は出てくるはずだ。
私のNetflixドラマのベスト3をあげておく。
第1位が『ヴァージンリバー』第2位が『ブリジャトーン家』第3位が『クイーンズ・ギャンビット』。
今夜もネトフリで夜を楽しく過ごそうか。
お次は文春の“衝撃告白”。
「僕たちは犯罪者に育てられた子どもたちなんだよね。自分が川で溺れているときに助けてくれた人が、実は殺人犯だったらどうするかって話で」
これは文春の阿川佐和子対談に登場した元少年隊の錦織一清(59)が、ジャニー喜多川について語った言葉である。
錦織は、ジャニー喜多川から受けた恩や教えは忘れられないといいつつも、こうもいっている。
「僕らは色眼鏡で見られる覚悟が必要。そうやって社会から罰を科せられているんですよ。僕は事務所に四十三年間いた分、これからは事実と向き合いながら四十三年かけて社会に理解してもらえるよう努力するしかない。僕がそこにいたのは事実ですから」