今月の20日で90歳になるのだから、体の骨なども脆くなってきているのだろう。心配である。

 4年前にも新潮はこう報じていた。

「振り返ればこの十余年、上皇后さまは絶えずお体の変調に苛まれてこられた。そのお姿はまさしく『満身創痍』というほかなく、
『御代替わりの翌月、美智子さまは血液検査で、心機能が低下すると分泌されるホルモンの数値が高いことが判明しました。その後の心臓検査でも、心臓の弁が完全に閉じずに血液の逆流や不整脈が続いているという診断を受けています』(宮内庁担当記者)
これに先立つ2015年には、心電図検査で冠動脈に狭窄が見つかり、心筋の血流が悪くなる『心筋虚血』と診断されている。また、
『心臓の異変が見つかった直後、昨年6月には両眼の白内障の手術を受けておられます。かねて美智子さまはものが見えづらい症状を訴えられていたのですが“御代替わりを迎えるまでは陛下を支えたい”とのお気持ちが強く、手術を先延ばしになさっていたのです』(同)
さらに昨年8月、先々の懸念となりかねない“病状”が宮内庁から発表された。
『定期健診のエコー検査で左胸乳腺に腫瘤が見つかり、MRI検査の結果、悪性が疑われる所見がみられました。あらためて組織検査を行ったところ、早期の乳がんと診断されたのです。9月に入って東大病院で1センチ弱の腫瘍摘出手術を受けられましたが、幸いリンパ節への転移もなく、術前と同じステージ1と診断されました。現在は、ホルモン療法が続いています』(同)」(デイリー新潮2020年09月28日)

 そして今回である。

 こうした骨折では、歩くことに不安や恐怖を覚える「転倒後症候群」にかかることがあるというが、私もいまそれで悩んでいる。

 いくら脚の筋肉を鍛えても、また、脚折れするのではないか、転倒するのではないかという恐怖が付き纏っているのである。

 ましてや90歳の美智子上皇后なら、もっと強いはずだが、彼女は、上皇を支えなくてはという強い意志があるから、克服するかもしれない。そうであることを祈りたい。