11位:玄宮園(彦根エリア)
延宝5年(1677年)に4代藩主井伊直興が造営し、延宝7年(1679年)に完成。一説には、中国の瀟湘(しょうしょう)八景または近江八景を模して造られたと言われています。広い池を中心とした回遊式庭園で、園内の茶室「鳳翔台」では、庭園を鑑賞しながら、和菓子とともに薄茶をいただくことも可能。
紅葉の季節には「錦秋の玄宮園ライトアップ」が開催され、大名庭園らしい秋の夜を楽しむことができます。
12位:三井寺(大津・湖南エリア)
天台寺門宗の総本山で、正式名称を「園城寺」と言います。天智・天武・持統三天皇の産湯に使われた霊泉が境内に沸くことから「三井寺」と呼ばれ、現在はこちらの名前が一般的。近江八景のひとつである「三井の晩鐘」でも有名で、また金堂をはじめとする国宝や重要文化財は100余点も所蔵します。
三井寺の総本堂である国宝の「金堂」は、豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので、とても豪壮な建物です。三井寺は再生と成功のパワースポットとして知られていますが、この「金堂」あたりがパワーが強い場所とされています。
春には1,000本以上の桜が咲き乱れる桜の名所としても名高く、夜にはライトアップも実施。そして秋には参道が紅葉のトンネルに彩られます。
13位:安土城跡(近江八幡エリア)
標高約200mの安土山一帯にある、かつて織田信長が居城した「安土城」跡。天正4年(1576年)から3年かけて完成したものの、天正10年(1582年)の「本能寺の変」のあとに焼失し、その後廃城となりました。現在でも石垣や、重巨人らの住居跡の礎石などが残っており、国指定の特別史跡となっています。
13位:日吉大社(大津・湖南エリア)
およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国各地に3,800余りある日吉・日枝・山王神社の総本宮。平安京の表鬼門(北東)にあることから、魔除・災難除を祈る社として信仰を集めてきました。
日吉大社の神の使いであり魔除けの象徴となっている「神猿(まさる)さん」をモチーフにしたおみくじやお守りなども可愛らしく、境内には本物のお猿さん(神猿さん)もいます。また3000本のもみじがあり、秋には紅葉の名所として知られています。