3人が作戦会議をした場面では、番組降板後にたまたま宮川とタイの祭りで再会したエピソードを公開。その時に言われた忘れられない一言として「次、手越くんと会うときはハッピを着て一緒に内村さんとともに3人で『わっしょい!』って言って手越くんを必ず迎えに行くから」と言われたという感動的なトークを聞かせた。
ベテラン芸人2人を差し置いて、手越のトークがもっとも心に刺さり、撮れ高が多かったのはVTRを見ても明らかだ。トークスキルは衰えるどころか、進化を続けていた。テレビマンとしたら、体を張ってふざけたことができながら、締めるところではしっかりとトークで聞かせられる手越はこの上なく使いやすいタレントだ。
イケメンで器用に何でもできるベースがあるから、ふざけても真剣でも画になる。男性アイドルは多くいるものの、こんな芸当を見せられるのはやはり「手越祐也」だけなのではないかと、今回の放送を見て改めて感じた。
結果として、番組では思ったような成果は挙げられなかったものの、手越の復帰は大成功のうちに終了した。今後、手越がどうやって『イッテQ!』に関わっていくかは公表されていないが、間違いなく番組に必要なタレントだ。
SNSを確認する限りでは、手越のレギュラー復帰を望む声ばかり。それに、久しぶりの『イッテQ!』という大舞台ながら緊張せずに自分のキャラを出せた手越は、いまでもスターであることを証明した。
旧ジャニーズ事務所からの独立だけでなく、その後のYouTuber転身などでテレビスタッフからは距離をとれられていた手越。『イッテQ!』のレギュラーへの復帰も含め、テレビへの本格復帰は未知だが、バラエティ番組に無くてはならないタレントであることを今回再確認したテレビスタッフも多いのではないだろうか。