独立してからこれまでの期間で、実は手越は番組出演を行っている。地方局がメインだが、『手越祐也のアート!アート!アート!』(RKB毎日放送)、『手越祐也の先生!ゴルフ教えテイッ!』 (GAORA SPORTS)など、さまざまなジャンルの番組に出演。
中でも、独立後に関東地区における初の冠番組となった『ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)』(テレビ埼玉)では、体を張った企画にも挑戦した。ゆるキャラのちぃたん☆と一緒にロケをする番組だが、基本は手越が一般人やゲストとのやり取りを一手に引き受けて番組を回していった。
この番組では、自分のキャラを守りながらも、しっかりと一般人やゲストを立てるトークを展開。手越の頭の良さを再確認させる番組で、TVerなどの見逃し配信でも話題を集めた。
また、今年9月から配信がスタートしたNetflixの番組『トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ』では、アンジャッシュ・渡部建とコーナー企画に参加。手越は架空のインタビューを受けている設定で、芸人が繰り出す無茶苦茶なネタを真顔でインタビュアーに話し続けるというボケ役を引き受けた。
芸人が手越に言わせたコメントは、下世話なものばかり。しかし、手越は抜群のバラエティセンスを活かして企画を成立させ、渡部以上の活躍を見せることに成功した。
正直、独立後は地方局や配信番組ばかりで、バラエティに関しては納得のいく仕事はできていなかっただろう。ただ、手越は腐らずに目の前にある仕事に全力でぶつかることで、バラエティスキルを磨き続けることができていた。その結果、今回の『イッテQ!』での復活でも結果を残す結果になったのだろう。
◆手越がこの上なく使いやすいタレントである理由
さて、話は『イッテQ!』に戻るが、手越は4年ぶりの復活ながらトークスキルが健在だったことに驚いた視聴者も多かっただろう。