藤田は疑惑を強く否定した。

 だが、この記事をJRAは問題にした。なぜなら、事件当時、藤田は通信機器の持ち込みはおろか、外部とLINEで会話していたことさえ否定していたからだ。

 JRAは藤田に騎乗停止処分を下した。

 しかし、藤田は、昨年5月に若手騎手たちが騎乗停止処分を受けたときに、藤田もJRAに携帯電話の使用を申告して口頭で注意を受けていたのにと、再び懲罰処分されることに疑問を呈していたようだ。

 その上、文春などに私生活を覗かれ、あれこれ書かれることで「心が折れてしまった」ようだ。

 根本康広調教師は引退届を提出するとき、「私の万年筆で(引退届を)書きながら、菜七子が泣いていた姿が忘れられません」という悲痛なコメントを出した。

 短い間だったが、女性騎手として華々しい話題を振りまいた藤田の引退は、一抹の寂しさはある。

 さて、今週の最後の読み物は、ジャンポケ斉藤に性加害容疑があるという驚愕の事実を報じた文春の記事。

 10月7日、「斎藤メンバー、不同意性交と不同意わいせつの疑いで警視庁から書類送検され」と報じられた。

 ジャングルポケットの斉藤慎二(41)のことだが、なぜ、メンバーというのか? それはともかく、

「斉藤は、今年7月、東京・新宿区の路上に駐車していた車のなかで、20代の女性に性的暴行を加えるなどした疑いがもたれています」(社会部記者)

 斉藤はテレビ番組の撮影に使うロケバスで、女性と2人でいる時に犯行に及んだというのである。

 元自衛官のやす子がメインの街ぶらのロケで、斎藤とインフルエンサーのA子をゲストに招き、新宿を巡っていたという。

 外は猛烈な暑さで、何度かロケバスの中で涼をとっていたそうだ。斉藤もA子もロケバスで休憩していたというが、運転手がバスを離れることもあったという。

「わいせつ行為は、三回にわたって行われました。一度目はキスで終わり、その後休憩でまた二人っきりになった時に、キスをして、斉藤がA子さんの身体を触った。ロケ終了間際にも二人っきりになる瞬間があり、A子さんが斉藤の性器を十数秒ほど口淫した。書類送検の際の罪状が二つに分かれていたのはそのためで、警察は三度目の口淫が不同意性交に当たる疑いで捜査した」(テレビ関係者)