◆運営会社の正体が明らかに

登録する際、運営会社と交わす「誓約書」の内容も、驚くべきものだった。会社を通さず客を取った場合、一千万円払うという書面にサインをさせられるのだ。いわゆる「直引き(じかびき)」禁止令だ。

「まるで性風俗の店みたいだって(笑)? 本当にそのとおりで、運営の正体がヤバかった。実際、辞めたあともお客さんから電話がかかってきてしまったので数件対応してしまったら、あっという間にそれがバレ、誓約書の金額を請求されちゃって。だからこちらも弁護士に相談したら、得た利益以上を支払う義務はないということだったんだけど、そこで判明したのが、運営会社が暴力団系だってこと。弁護士をはさんでのらりくらりやっているうちに、運営会社そのものがなくなって、結局そのままに。一千万とられなくてよかった(笑)」

「暴力団経営のタピオカ屋」のように、サービスそのものに違法性はないだろうが、資金や顧客情報の流れる先を考えると、大分怖い。