妻もグラウンドではないが、夫・翔平と一緒に戦っているようだ。大谷は、シーズン最終戦の後のインタビューに、こう答えていた。
「一人でいるよりも野球以外を考える時間が多くなった。それが逆に集中できるようになった。感謝したい」
大谷にとっては、シーズン初めから通訳の水原一平の巨額詐取事件があり、普通なら落ち込み、打撃不振に陥っても不思議はなかった。
そのどん底から彼を救い出し、温かい家庭をつくり、疲れた大谷が羽を休める居場所を作ってくれた妻の真美子には、感謝しても感謝しきれないものがあるのだろう。
悲願のワールドシリーズ優勝まで、大谷は走り続ける。いや、走り続けてほしい。
だが、初戦は大谷を含めて打線が山本由伸の5失点を跳ね返し勝ったが、第2戦は投手陣の崩壊でパドレスに打ち負けてしまった。
パドレスの選手たちの気迫が、ドジャースの不甲斐なさを際立たせた一戦だった。当初から不安だらけだった投手陣が、予想通り役立たずだったわけだ。
大谷もダルビッシュの球にタイミングが全く合わず凡打と三振。相変わらずの監督のヘボ采配は見るに忍びない。歓喜から悲鳴へ。ドジャース危うし。
さて、我々世代になると、会って話すことは病気自慢である。俺は椎間板ヘルニアだ、いや、俺は脊髄損傷で歩けない、いや、俺なんかは末期がんで余命いくばくもないと、自分のほうが深刻だ、いや俺のほうだといいながら酒を酌み交わす。
まあ、それ以外の話題がないからだが、寂しいものだ。
そんな私たちにとって、調剤薬局は日常的に行くところである。
毎日、クスリだけで腹が一杯になるぐらい飲むから、ときどき、夜飲むべき薬を朝飲んだり、週に2回飲むのを1回忘れたりすることはよくある。
だが、その薬が、いつもの薬と違っていたり、容量が多いか少ないかなどチェックすることはない。
薬局側で間違えられても、気付かずに飲んでしまって深刻な症状になるというのもあるのだろうが、FLASHによれば、そういう“事故”は結構起きているというのだから恐ろしい。