「全くない。二十何年ですよ? 仮に何かあったら、それは分かるって。私は他人のプライバシーなことには一切関与しない」

――奥さんと吉村氏どちらが大事?

「奥さんとしてあれ以上の人はいないので。仕事ができるということで言えばそりゃ吉村でしょ」

 まあ、関係があったとしても昔のことではないのかな。

 ケチ、軍事オタク、もったりしたいい方。もてるタイプではないからな。

 最後に、昔、石破の派閥「水月会」に所属していた元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝元衆院議員の新潮でのこんな言葉を付しておきたい。

 若狭はそもそも石破は、総理になる資質には欠けていたという。

「主義主張やリーダーシップが強いことは政治家としての父性にあたりますが、大成するためには細やかな思いやりや包容力によって自然と仲間が集い同志が作れる、母性が必要です。石破さんにはその政治家的母性がないから皆離れていってしまいます。引っ張っていく力が弱いという意味では、父性も足らない」

 要は何もかも足らないということだ。前途多難どころではない。(文中敬称略)