「先生、私も政治家の息子だったからわかるんです。いいことをしても悪いことをしても目立ってしまう。私は、進次郎は今のままでいいと思います」といったという。
それを小泉進次郎は、
「人生で、最初で最後の三者面談です。毎日家にいないくせに、なんで俺が思っていることをわかるんだと驚きました。そういう親の発言が、子どもの自己肯定感に繋がるんですよね。(中略)
それを思い返すと……俺は子どもの三者面談で間違えずに対応できるのか。一言発言を間違えたら、子どもがグレてしまうんじゃないかというプレッシャーに襲われているんです(笑)」
これに対して、阿川から、
「アハハ。家の外でも中でも緊張しっぱなしで大変」
とからかわれている。
この程度の人間が、この国の総理になる直前まで行ったことに慄然とする。
代表質問のテレビを見ながら、この原稿を書いているが、野田佳彦立憲民主党代表の質問は堂々として、石破の痛いところを鋭く突いていたが、石破の答えは、はぐらかす、答えない、ごまかすと、歴代の首相答弁と変わるところがない。
否、それまでの発言がそこそこ鋭かったのに、それをかなぐり捨て、菅や岸田の傀儡として生きることを選んだのだろう。
失望はしない。その程度の人間だが、安倍や菅、岸田だって、もっと堂々として持論を述べていたが、この男は、自分の考えを封印して、書かれたものを読み上げるだけだった。
お粗末! そのひと言である。
さて、今週の最後は、その石破の秘書と妻を巡る文春と新潮の特集である。
文春が追及しているのは、美人として名高い石破の秘書、吉村麻央との“関係”だ。
「二十年以上にわたり、政策秘書を務めてきた美人秘書です。米留学経験があり安全保障や憲法に精通し、陸上自衛隊の予備自衛官としての勤務歴も持つユニークな人物です。石破氏から政策集や論文のチェックを任されるなど、名実ともに石破事務所の“女帝”と言えます」((社会部記者)