そうなれば一気に、石破政権は崩壊するのではないか。
さて、その厳しい選挙の本部長になった小泉進次郎だが、文春の阿川佐和子のインタビューを読むと、そんな役目を担えるとは到底思えないのだ。
阿川 自民党総裁選お疲れ様でした。結果は残念でしたが、もうショックからは立ち直られましたか。
小泉 そうですね。家で、子どもたちの存在に癒されました。
阿川 あら。慰めてもらったの?
小泉 当日、帰宅して「パパは負けたよ」と報告したんです。涙を見せながら「人生はね、負けるときもあるんだよ」と言って、そんな父親の姿を見て、少しでも子どもの教育に繋がればいいなと思ったんですよ。でも子どもってすごいんですけど、「パパ、じゃあ明日は勝つの?」って言うんですよ(笑)。思わず笑ってしまって、そんなふうに子どもに癒されましたね。
阿川 そういえば敗退が決まった瞬間、涙ぐんでらっしゃいました?
小泉 僕はもともと涙腺が緩いんです(笑)。あのときは、支えてくれたみんなに対して申し訳ないという気持ちが強かったんですよね。応援してくれた議員や議員秘書、ボランティアでお手伝いをしてくれた方も、みなさんここまでやってくれるのかっていうぐらいやってくれました。スタッフから総裁選期間中のうちの選対事務所の様子を聞いたんですけど、驚いたことに誰も怒鳴ってる人がいなかったんですって。だいたい選挙ってね、選挙期間中はブチ切れる人が結構いるんですよ。
まだ幼い子どもに対して、総裁選で負けたことをいいながら涙を流したというのでは、とても、海千山千の裏金議員たちに厳しい処分を下すことなどできないのではないか。
それとも、そういう場に、菅義偉副総理にでも同席してもらうのだろうか。
小泉進次郎は、中学2年の親との三者面談のとき、教師から、「進次郎君にはもう少しクラスでリーダーシップをとってほしいと、お父さんのほうからいってくれないか」といわれ、父親の純一郎は、