危機管理能力は、仕事や生活に影響を及ぼします。危機管理能力が欠如していると、危ない場面に直面した時に、きちんと対処することができません。危機管理能力がない人には特徴があります。この記事では、その特徴と危機管理能力を向上させる方法をご紹介します。
危機管理能力がないってどういう意味?
私たちが生きている世界では、仕事でも生活でも何らかのトラブルが起こります。そこで問われるのが危機管理能力。いまや誰にでも求められる能力とされています。
危機管理能力とは、起こったトラブルや何らかの危機的状況に対して、対処することができる能力の意味です。ビジネスでは、リスクマネジメント、リスクヘッジと呼ばれます。
危機管理能力がない人といっしょに仕事すると、自分の仕事が滞る可能性があります。また、仕事でなくとも、SNSやインターネットの普及で、いつどこで危機的状況に陥ることになるかわかりません。
今を生きるには、危機管理能力の欠如は致命的とも言えます。誰であっても、危機管理能力を高める必要があるのです。
今回は危機管理能力がない人の特徴と、危機管理能力を高める方法をお伝えします!
危機管理能力がない・欠如している人の特徴1
【物事を深く考えない】
危機管理能力がない人の1つ目の特徴は、物事を深く考えないことです。
「これでもか!」とばかりに、アイディアがポンポン飛び出してくるものの、そのアイディアを遂行して、どのような危険性があるかまでは考えが及ばないのです。
無理やりアイディアを推し進めたとしても、計画自体がしっかり組み立てられていないので、途中で様々なトラブルに見舞われます。
トラブルが起こるのは、いかに綿密に計画を練ったとしてもあり得ることですが、想定できるはずのトラブルについて考えいないことが問題なのです。
悪くすれば、トラブルの対処ばかりになって、結果そのアイディアを進める意味を見失うことも…最初に想定できる、最低限のトラブル対処法だけは考えておく必要があります。
危機管理能力がない・欠如している人の特徴2
【知識やスキルが欠如している】
危機管理能力がない人の2つ目の特徴は、知識やスキルが欠如していることです。
仕事では若手や新入社員に多く見られます。今はまだ知識が足りず、スキルが低いにしても、経験を積むことで、それらの向上は十分に見込めます。
ただ、注意すべき点がひとつあります。
危機管理能力が低いと、自分の失敗によって、まわりの人たちや仕事の流れに、どれほどの影響を与えるか想像できないのも、若手や新入社員の特徴です。自分の失敗を明るみに出したくないがために、隠蔽してしまうことすらあります。
彼らの危機管理能力を高めるには、経験のあるベテラン社員がそばにつき、問題解決のフローを目の前で覚えさせるのが有効です。