一説によると、平安時代から自然崇拝の場であったと言われる久渡寺。なぜ、人々は久渡寺に集うのか。
久渡寺の歴史、人々を引き寄せる自然の力、アートと精神性をテーマに、 毎週日曜恒例の護摩祈祷の後、久渡寺の住職・須藤光昭(すとうこうしょう)さんと井上信平さんがトークイベント「自然の聲を聴く」で語り合う。
須藤光昭さんは、2017年に久渡寺住職に就任。僧侶が寺院の仕組みや説法をゆるく紹介する『ゆる説法』や、講談師を招いたイベントなどを通じ、寺院を身近に感じてもらうための取り組みを行う。
そして、地域とのつながりを大切にしながら伝統文化の魅力を広め、新しい寺院の役割と可能性を追求している。
トークイベント「自然の聲を聴く」の日時は10月6日(日)で、護摩焚きが11:00~12:00、トークイベントが12:15~13:15。飲食自由、軽食などの用意もある。場所は久渡寺 本堂で、天候等の状況により内容が変更となる場合がある。
開催場所となる護國山観音院 久渡寺について
青森県弘前市坂元に所在する真言宗智山派寺院。山号は護国山。院号は観音院。等級は15等。
津軽三十三観音霊場第1番札所で、最勝院や百沢寺(現在の求聞寺)、橋雲寺、国上寺とともに津軽真言五山の一つでもある。
本尊は円仁(慈覚大師)の作とされる聖観音。もとの最勝院末寺である。また、王志羅講(大白羅講)や円山応挙作と伝わる幽霊画でも著名だ。
津軽地方の文化や精神的支柱としての役割を果たしており、地域住民との関わりも深い。『イタコ』や『オシラサマ』といった東北地方の民間信仰が特に盛んな津軽において、その中心の一つとされている。
「お山の聲」に興味がある人は、イベント公式サイトをチェックしてみては。
■井上信平氏 奉納画公開制作展「お山の聲」概要
日時:10月5日(土)・6日(日)
場所:久渡寺
住所:青森県弘前市坂元山元1
「お山の聲」公式サイト:https://oyamanokoe.iwakisanga.com