優しく語りかけるような歌詞の数々

続いて「今日誕生日の人はいるかな?」とアンが呼びかけると、会場の各所で手が上がる。そして彼女は「誕生日のみんなに向けて歌うよ!」と「Birthday」を披露し、楽曲終盤では金銀にきらめくテープも舞った。

続いてアンが「次は、自分を愛することを歌う曲。それは一番大切なことだよ。自分を愛し、良い心を持っていれば人生はより良くなって、美しい人になれる」と語り、歌い出したのは「Beautiful」。会場中を指差しながら、「私たちみんながBeautifulだよ」と優しく語りかけ、会場のファンたちを全肯定するように「はい!」と日本語で声をかけた。

Credit: Kazumichi Kokei

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アンはステージに腰掛けると、客席のすぐそばで「Perfect」を披露。本来は「マック&チーズ」の部分を「寿司」に替え歌するなど、日本公演ならでのサービスを見せてくれた。続く「YOU & I」では歌詞の“You and I”のたびに会場と自分を指差し、優しいギターの音に合わせて優しい歌声を響かせる。

急きょセットリストに入れた曲も

ここで、セットリストに変更があることを説明するアン。

「次は結構古い曲なんだけど、今日ホテルで会った人が好きだと言ってくれた曲が、私もお気に入りの曲だったんだ。だから、会場のどこにいるかわからないけど、あなたのために歌うことにしたよ」と、ファンの声によってアンは歌う楽曲を変更したようだ。

披露した楽曲は「Breathing」。アンは歌詞の“for you, love”をどこか強調するように歌うサービス精神も見せた。

Credit: Kazumichi Kokei

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さらに「古い曲だから歌詞を忘れてても何も言わないでね」と微笑みながら歌い出したのは2020年にドージャ・キャットとのコラボ楽曲として発表した「To Be Young」。歌い終えて会場から「I love you!」の声が飛ぶと、アンは「私もあなたを愛してるよ、あなたたち全員愛してる」と笑った。