「100歳なんて、おとぎ話に出てくるおばあさんのことだと思っていた」と語る哲代おばあちゃんは102歳。『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』(著:石井哲代、著:中国新聞社/文藝春秋)の主人公です。
広島県尾道市に住む哲代おばあちゃん。26歳で結婚し、田んぼの手伝いをしつつ56歳まで小学校の先生をしていました。子どもはなく、20年前にご主人を失くしてからは一人暮らし。畑の守りをしながら過ごす毎日が、100歳を機に中国新聞の連載になったのです。
哲代おばあちゃんいわく「何でもないことばかりを書いている」という日々は、私達には尊く豊かに感じられます。なぜなら哲代おばあちゃんは、「心をご機嫌にしておく」方法を知っているから。「人を変えることはできませんが、自分のことは操作できます」。そんな暮らしぶりを、ちょっとのぞいてみませんか。