猪坂 今回の対象の中では最も炭水化物の含有量が多い(50.6g)商品です。ほかの商品にも平均して46gくらいは含まれているので、そこまで気にする必要はありませんが、できるだけ炭水化物の摂取量を控えたいという人は避けると良いでしょう。
シーフードヌードル:全11種で一番低カロリー
猪坂 今回の選択肢の中では、比較的たんぱく質と炭水化物が少なめである分、一番低エネルギー(340kcal)な商品です。また、ビタミン類もほかの商品よりも多めに含まれています(ビタミンB1は1.01mg、ビタミンB2も0.31mg)。そのため、できるだけ摂取エネルギーを抑えたい、ビタミン類も多いほうがうれしい、という場合はこちらの商品を選ぶと良いでしょう。
――続いて、次の3種類の特徴を教えてください。
チリトマトヌードル:ビタミンB1が最も多い
猪坂 比較的、脂質と炭水化物、塩分が少なめで、エネルギーもやや低めの部類(354kcal)です。また、糖質をエネルギーに変換するのに必要な栄養素であるビタミンB1は、今回の選択肢の中で最も多く含まれています(1.45mg)。香辛料が入っていて交感神経を活発にしてくれるので、食後に活動するお昼などの時間帯に食べると良いでしょう。
ねぎ塩:塩分がかなり多め
猪坂 ほかの商品と比べるとたんぱく質が多め(9.2g)で、脂質と炭水化物はやや少なめ。塩分は5.4gとかなり多めなので、スープは全部飲み切らずに残すようにすると良いですね。女性の1日の塩分摂取の目標量は6.5g未満です。
欧風チーズカレー:牛乳コップ半分強と同じカルシウム量
猪坂 3種のチーズが配合されたチーズパウダーが入っている分、ほかの商品と比べるとカルシウムが124mgとやや多めに含まれています。これは、牛乳コップ半分強に含まれるカルシウムと同じ量です。ただし脂質が多い分、エネルギーも420kcalと少し高め。気になる人はスープを残して調整すると良いでしょう。