◆保護当日に家族の仲間入りが決定
保護当日、子猫の今後を決めるため、家族会議。自宅にはシニア犬のちゃちゃさんがおり、旦那さんは重度の猫アレルギー。さらに息子さんが喘息持ちであるため、正直お迎えは難しいと思っていました。
事情を聞いた旦那さんは娘さんに「この猫、どうしたい?」と質問。「怪我を治してあげたい」と答えた娘さんに、「治った後は? 足が動かなかったら、思っていた猫と違う、いらないと思うかもしれないよ?」と、あえて厳しい質問をしました。
すると、娘さんは「そんなことは思わない! 足が動かなくても遊べる。怪我が治ったら一緒に遊びたいし、うちにいてほしい」と返答。それを受け、旦那さんはママと協力してお世話することを条件に飼育を許可しました。
名前は当時、お子さんたちがハマっていたアイスの「ピノ」から。柔らかい印象を与えるよう、ひらがな表記となりました。
「後で夫に理由を聞くと、『事故の瞬間を見ても逃げずに、助けなきゃと思ってとった行動なのに、飼わないなんて言えないよ』と言っていました」