◆小学生の娘が血まみれの猫を保護
その日、娘さんは帰宅時、道路でフラフラ歩く子猫を目撃。危ないから、公園のほうにでも連れて行こう。そう思い、子猫のもとへ向かおうとした時、道路の白線ギリギリを走っていたトラックが接触。子猫は弾き飛ばされてしまいました。
慌てて駆け寄ると、子猫は震えながら口をパクパク。体は動かせないようで、おしりのあたりから、どんどん血が溢れてきました。そこで、娘さんは手提げバッグに入っていた工作を出し、子猫を入れ、帰宅したのです。
飼い主さんはすぐに、娘さんと動物病院へ。触診やレントゲンで骨に異常は見られませんでしたが、子猫の後ろ足は動かず。原因を突き止めるには全身麻酔を用いての検査が必要でしたが、体重が185gしかない子猫には負担が大きく、困難。
まずは、トラックとの接触で皮膚がはがれてしまったお尻から後ろ足周辺の治療を優先することになりました。
「子猫は生後1ヶ月半ほど。数日から数週間、食事ができておらず、栄養状態が悪かったようです」