◆小麦アレルギーの息子さんのために開発したのが始まり

 そんなスーパー麺の開発は、ある日突然開発者の息子さんが小麦アレルギーを発症したことがきっかけだったのだそう。「なんとか美味しい麺を食べさせてあげたい」という想いから、市販の小麦以外の麺を購入したものの美味しい麺を見つけることができなかったそうです。

 そこで家庭用のパスタマシンで試作を繰り返し、3年の時を経て「スーパー麺」を完成させたといいます。

「最も苦労したのは味と食感です。試作段階では麺がブチブチ切れてしまったり、味がイマイチだったり。さらに、美味しさと長期保存ができることを両立するためには半生麺の状態にするなど、たどり着くまでにはかなり時間がかかりました」(担当者)