香水の種類と付け方⓸コロン
コロンの場合は、香らせたい部分にシュっとスプレーする、つまり「面」をイメージした付け方をします。 濃度がいちばん低いコロンは、髪や手首、胸元などふんわり香りを演出したい部分や、体温の高い場所につけるのがおすすめです。
またハンカチにコロンを吹き付けて、アクセサリー感覚で匂いを楽しむのもよいでしょう。ただし布地に直接コロンを付ける場合は、シミに気をつけてください。 コロンは香りが長く持続しないので、人と会う少し前にシュっとひと吹きするのも、よい付け方かもしれません。
香水の種類と付け方:まとめ
・香りの文化は古代エジプトから発祥し、エタノールが発見された10世紀ごろ、香水が誕生する。
・化粧品としての香水作りは、ルネッサンス時代から本格的にスタートする。
・日本では聖徳太子の時代から、香りの文化が始まり、明治時代に化粧品としての香水が登場する。
・化粧品としての香水には、液状・粉状・ペースト状のものがある。
・液体状の香水は、香料(エタノール)の濃度の違いによって、パルファム・オードパルファム・(オード)トワレ・(オード)コロンの4種類に区別される。
・香水は付けてからの時間経過によって、トップノート・ミドルノート・ラストノートと匂いが移り変わっていく。
・香水を付ける場所は、耳の裏や手首など、体温の高いところがおすすめ。人と会う30分前くらいに付けておくとよい。
・パルファムはいちばん濃度が高い。香らせたい部分に1滴付けるのがよい。濃度が高い、つまり香りも強いので、足首やヒザの裏などに付ける方法もある。
・オードパルファムは、細い線を引くように付けるのがよい。手首や耳の裏、ウエストやヒザの裏など、目的に合わせて付ける場所を変えると、香り方の違いを演出できる。
・(オード)トワレは、太い線を引くイメージで付けるとよい。うなじや胸元などに付けて、自分で香りを楽しむ方法もある。
・(オード)コロンはいちばん濃度が低い。その分香りはマイルドで、持続時間も短い。匂いを楽しみたい時に、シュっと吹きかけるのがよい。
おわりに
化粧品売場で見かける香水には、形状だけでなく濃度によっても、呼び方が違います。 TPOに合わせて香りを演出できると、ちょっと大人になったような気がしませんか? アイメイクやリップ、ネイルなどの化粧品を楽しむように、香水もアクセサリー感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。 きっと新しい世界を見つけられますよ。